長谷部恭男の「憲法の良識」を批判しようと思って
後半を読んでみた。
実は前半を読んだ時点で、立憲的改憲についてデマを
書いているので、怒って放り投げてしまっていたのだ。
『ゴーマニズム宣言』第8章で批判を描くために後半を
読み進めると、もっと激怒してしまった。
そもそも「国家」の捉え方や、「戦争」に対する認識が、
お粗末で幼稚な「社会契約論」でしか説明されていなくて、
読んでいると血の気が引くほどの怒りがこみ上げるのだ。
山元一教授が、わしの『ゴー宣』はそもそも「憲法学」だ
と言っていた意味が分かってしまった。
『ゴーマニズム宣言』の一章を長谷部批判に当てようと
思っていたが、これはダメだ。
とりあえず第8章で一回描くが、『ゴーマニズム宣言』の
単行本・第1巻の範疇では「立憲的改憲」について他に
描くこともあるので、長谷部批判を徹底してやれない。
おそらく『ゴーマニズム宣言』第2巻を使って、もっと
根本的に批判しなければならないだろう。
それは今の憲法学そのものを崩壊させるつもりで書かね
ばなるまい。
長谷部憲法学というものの、この「みすぼらしさ」は何
だろう?
これが憲法学の権威というのだから、呆れてモノが言えん。
長谷部の他の本も読んでみて、彼の思想・哲学そのものが
間違っていることを証明してやる!